プレスリリース
No. 023
2011年4月27日
エンティス、「デジタルテロッパ」に字幕表示方式を追加し、緊急情報やサイネージに対応
~Twitterもより読みやすく、応用範囲を拡大~

最新のデジタルAVコンテンツ配信ソリューションとコンポーネントを提供する株式会社エンティス(本社:東京都中央区・代表取締役社長:花田友章、URL:http://www.entis.co.jp/)は、インターネット経由で取得した文字情報をフルHDのTV画像にリアルタイムに重ね合わせて表示できるネットワークライブテロッパー「デジタルテロッパ EN-NL1068」(好評発売中)が、文字情報のスクロール表示方式に加え、ツイッター表示や緊急情報など、各種テキスト情報表示に最適な、字幕表示方式を追加したことを発表いたします。この字幕表示方式に対応するアップデートファームウェアは、2011年4月27日より設定画面から入手可能となります。

 
EN-NL1068本体
高解像度版
<EN-NL1068本体写真>
 
TV画面上の字幕表示方式イメージ
高解像度版
<TV画面上の字幕表示方式イメージ(東京電力の電力使用量表示アプリ)>
TV画面上の字幕表示方式イメージ
高解像度版
<TV画面上の字幕表示方式イメージ(Twitter)>
※字幕表示方式には黒背景あり/なしおよび透過効果設定あり
 

「デジタルテロッパ EN-NL1068」は、HDMIでデジタル接続したデジタルハイビジョンTV(フルHD対応)の画像にインターネット経由で取得した文字情報をリアルタイムに重ね合わせて(オーバーレイ)表示できるセットトップボックス(STB)です。「ニコニコ実況」、「2ちゃんねる」のコメント、「Twitter」のツイートといったコンシューマ向けサービスとの連携によりテレビ放送に対してコメントを表示、共有するソーシャルTV機能をいちはやく提供してきました。
これらのサービスでは文字情報を右から左へのスクロール方式にて表示しており、コメント量に応じた可変スピードにより、テレビ放送画面上に「盛り上がり」などの勢いの表現も可能にしています。その一方で、文字情報の内容をきちんと読み取る目的には必ずしも適当ではありませんでした。
今回、スクロールしない字幕表示方式を追加したのは、耳の不自由な方への文字放送やテキスト情報中心のデジタルサイネージなど、文字情報の内容をきちんと読み取る必要のある業務利用の問い合わせが増加する中での要望に応えたものです。リモコン操作でスクロール方式と字幕表示方式を切り替えすることもでき、文字情報の内容や目的に応じて使い分けることもできます。

また、字幕表示方式にも対応したことで、デジタルテロッパの利用範囲が格段に拡がります。テレビ映像表示中に緊急情報を表示したり、Twitterを利用してイベントのメッセージを表示したり、外国人や耳の不自由な方へ字幕を映像に重ねて提供するなど、様々な映像と文字情報を組み合わせた業務用システムを高価で複雑な端末なしに構築できます。エンティスでは、デジタルテロッパのこうした活用も想定し、今後業務用途のサービスとサポート体制を拡充していきます。

具体的には、任意の文字情報をデジタルテロッパに送り込むことで自由に情報を表示出来る「ユーザー入力」機能に、字幕表示方式に合わせた各種パラメータを追加しました。この機能を利用することで、デジタルテロッパの利用を希望する事業者は容易に対応アプリケーションを開発することが可能となり、低価格化著しいデジタルハイビジョンテレビとの組み合わせにより、手軽にオンライン情報表示システムを構築することができます。さらに、インターネット上に文字情報データベースを構築されている事業者様向けには、案件ごとのカスタマイズや受託開発も承ります。
すでに複数のデジタルサイネージ事業者様には検証いただいており、映画やアニメの字幕データのアーカイブと配信に取り組んでいる特定非営利活動法人(NPO)メディア・アクセス・サポートセンター(略称:MASC)様とは共同で放送コンテンツやパッケージメディア、また業務用上映での多言語/バリアフリー視聴の実証実験を計画しています。

以上の取り組みにより、エンティスでは「デジタルテロッパ EN-NL1068」を家庭用テレビと組み合わせることができる安価なオンライン情報表示端末として、小規模店舗から複数店舗、公共施設、公共団体など幅広く展開していきます。

 
<EN-NL1068 を利用したオンライン情報表示端末活用例>
デジタル放送対応オンライン案内表示
「デジタルテロッパ EN-NL1068」は、日本のデジタル放送の著作権保護の仕組みに対応しているため、テレビ放送画面に文字情報を重ねて表示することができます。地方公共団体や地域コミュニティなどで各家庭のデジタルテレビと組み合わせることで、通常は普通の地上デジタル放送対応のテレビとして利用しながら、お知らせや地域情報、緊急時の災害情報などをリアルタイムに画面上に表示するコミュニティ文字放送の端末としてもご利用頂けます。
また、公共施設の受付や病院の待合室などではテレビ放送画面や案内映像にお知らせや受付番号などの文字情報を重ねて表示することができます。
デジタル放送対応オンライン案内表示イメージ デジタル放送対応オンライン案内表示イメージ
<デジタル放送対応オンライン案内表示イメージ>
 
Twitterとも連携できるネットワーク対応デジタルサイネージ
「デジタルテロッパ EN-NL1068」はインターネット経由で送信した文字情報を画面にリアルタイムで表示できます。店頭に置いたデジタルテレビに商品説明や特売情報、お店からのお知らせなどを表示し、パソコンやスマートフォンからいつでも自由に表示内容を変更することができます。
また、Twitterなどソーシャルメディアにも対応しており、イベント会場で指定したハッシュタグの付いたイベント参加者のツイートを表示したり、遠隔地からのお祝い/お悔やみメッセージを表示したり、冠婚葬祭やスポーツ大会などイベントを飾るアイテムとして利用することができます。
ネットワーク対応デジタルサイネージ活用イメージ ネットワーク対応デジタルサイネージ活用イメージ
<ネットワーク対応デジタルサイネージ活用イメージ>
 
バリアフリー視聴向け字幕表示
「デジタルテロッパ EN-NL1068」はデジタルインターフェイスであるHDMIでチューナー内蔵レコーダーなどとデジタルテレビの間に接続することで、元の映像に文字情報を重ね合わせています。BD/DVDプレーヤーからの映像にも文字情報を重ね合わせることができるため、DVDソフトやBlu-rayソフトの字幕データベースと連携させることで多言語/バリアフリー視聴を実現することができます。
また、「デジタルテロッパ EN-NL1068」はデジタル放送にも対応していることから、字幕データベースが整備されればBS/CS放送の放送コンテンツにも字幕表示を行うことで多言語/バリアフリー視聴を実現できると考え、実証実験に取り組んでいきます。
バリアフリー視聴向け字幕表示イメージ
<バリアフリー視聴向け字幕表示イメージ>
 
アップデートについて
字幕表示方式対応の追加は、ファームウェアのアップデートによって提供されます。新しいファームウェアは2011年4月27日より無償でダウンロードでき、アップデート作業はホームネットワーク上のパソコンのブラウザでデジタルテロッパの管理画面から行います。
<今後のサービス追加及びユーザーカスタマイズに関して>
エンティスでは今後も「デジタルテロッパ EN-NL1068」の使い勝手や機能、表示品質の向上を図っていきます。 具体的にはRSSにも対応し、オンライン情報表示端末の入力インターフェイスとしてブログシステムを利用することも可能になります。
このように、任意の文字情報をデジタルテロッパに送り込むことで自由に情報を表示出来る「ユーザー入力」機能を活用したオンライン情報表示端末向けのアプリケーションやサンプルプログラムの開発を後押しするために、情報交換のためのフォーラムサイト(http://forum.digitaltelopper.com/)を開設しております。このサイトではサンプルアプリケーションとして「東京電力の電力使用量表示アプリ(イメージ画像左参照)」も公開しており、新しいアイディアの実現に寄与するものとして期待しています。
 
MASCについて
特定非営利活動法人(NPO)メディア・アクセス・サポートセンター(略称:MASC)は、「感動をみんなのものに」をキャッチフレーズに、映画館や劇場から家庭まで、映像コンテンツのバリアフリー化に取り組む目的で2009年6月に設立されました。耳が聞こえない、聞こえにくい方には「聴覚障害者用字幕」、目が見えない、見えにくい方には「視覚障害者用音声ガイド」のデータを公共的に管理するアーカイブを整備しており、web-shakeサイト(http://web-shake.jp/)で公開しているほか、映画館ではiPhoneなどの携帯端末を使った鑑賞サポートにも取り組んでいます。
 

【今後の展開】
インターネット経由で取得した文字情報をデジタルテレビ放送の映像に重ね合わせることができるデジタルテロッパは、コンシューマ向けに留まらず、オンライン情報表示端末などの業務用途、地方自治体やNPOなどによる独自文字放送などの展開もサポートしていきます。

 
※本文書で述べられた製品および社名はそれぞれの所有者の商標または登録商標です。