プレスリリース
No. 009
2009年2月17日
株式会社エンティス、
WEBブラウザ画面とHDビデオ再生画面を自由にレイアウトできる
マルチレイヤー機能を搭載したHD対応デジタルサイネージ用ネットワークプレイヤー「TNET300」を販売
LAN/WAN配信を可能にする専用の統合管理ソフトウェアも提供開始

最新のデジタルAVコンテンツ配信ソリューションとコンポーネントを提供する株式会社エンティス(本社:東京都中央区・代表取締役社長:花田友章、URL:http://www.entis.co.jp/)は、高い柔軟性を持ちながら、高機能、高信頼性を実現する、ネットワーク対応デジタルサイネージシステムを構築できるHD対応ネットワークプレイヤー「TNET300」の提供を開始することを発表いたします。

デジタルサイネージ(電子看板)とは、公共施設や店舗、駅などに設置した薄型ディスプレイなどの表示装置に、動画、静止画、文字情報で表現した商品やサービスの告知、情報案内、ニュースなどのコンテンツを配信・放映するもので、訴求効果の高い媒体として普及が進みつつあります。また、デジタルサイネージの認知の高まりとともに、コンテンツデータの取り込みや自動配信、コンテンツの高解像度化や高度な表現、複数端末の連携やその管理といったニーズが求められています。

従来はこうしたニーズを実現するために、パソコンをベースとした端末を中心としたシステムを構築する必要がありました。今回発表した「TNET300」は、SigmaDesigns製メディアプロセッサを搭載し、ハードウェアを極力シンプルにすることで、高い信頼性と圧倒的なローコストを実現し、さらにプロセッサの能力を最大限に引き出すソフトウェアにより、パソコンベースの端末に匹敵するさまざまな機能を提供しています。

「TNET300」は、HDフォーマットであるMPEG4/2やH.264、WMV9をサポートし、ネットワーク上のサーバーからのリアルタイムストリーミング再生だけでなく、内蔵ストレージに保存したローカルコンテンツの再生にも対応します。ローカルコンテンツの更新もネットワーク経由、USBメモリ経由の両方に対応し、規模と環境に合わせた運用を実現できます。
さらにマルチレイヤー表示に対応し、ビデオ再生レイヤーと標準的なWebコンテンツを表示するWebブラウザレイヤーを提供。画面を自由にレイアウトしてビデオとブラウザ表示を同時にコントロールすることができ、ビジュアル効果の高い魅力的なコンテンツを配信・放映することができます。

また、専用のWebアプリケーションソフトウェア「PixLQ™コマンダー」を利用することで、1台から数千台規模まで、ネットワーク経由で端末を管理・運用することができます。管理する端末数が多く、複数の拠点にまたがるなど大規模なシステムを運用するためのエンタープライズバージョンも用意されています。

 
<TNET300の主な特長>
HDフォーマットの動画再生に対応
MPEG2/4、H.264、WMV9といったHD品質の動画再生に対応。最大25Mbosのリアルタイムデコードも可能となっており、ネットワーク経由でのコンテンツ配信を実現します。また、HDDもしくはCFカードを搭載することも可能となっており、これら内蔵ストレージにコンテンツを保存してのコンテンツ再生にも対応し、スタンドアロン環境でも運用可能です。
ビデオとWebブラウザのマルチレイヤー表示に対応
DHTMLやJavaScriptなど標準的なWebコンテンツに対応したWebブラウザのレイヤーと、ビデオ再生レイヤーを提供します。2つのレイヤーは画面を自由にレイアウトしてコンテンツを表示することができ、リアルタイム情報とビデオ再生を統合したデジタルサイネージとして最大のビジュアル効果を上げることができます。また2つの独立したプレイリストにより各レイヤーで動作する高度なスケジュール再生を実現します。
さらに縦型ブラウザ(オプション)にも対応しており、デジタルポスターやスタンド型看板などの縦型ディスプレイにも対応可能です。
 
マルチレイヤー表示例

[マルチレイヤー表示例]

 
プッシュ型、プル型配信及びUSBコピーといったあらゆる配信に対応
コンテンツの配信は、サーバーからのストリーミングやマルチキャスト再生だけでなく、端末側からサーバーに更新コンテンツをチェックしに行き、新しいコンテンツがあればダウンロードして保存するプル型の配信にも対応しています。更新コンテンツの確認は動画再生中でもバックグラウンドで実行することができ、映像を長時間途切れさせることなく、新しいコンテンツに切り替えることができます。
また、外付けUSBメモリによるコンテンツと設定ファイルの更新、自動再生にも対応し、ネットワークに接続されていない状態でも簡単な操作でコンテンツを更新することができるため、専任の担当者を配置する必要もなく、様々な運用形態に柔軟に対応できます。
信頼性の高いハードウェア
TNET300は業務用として設計開発されており、様々な利用環境で長期の使用に耐えうる高い信頼性を確保しています。不測の事態で万一内部のデコーダやシステムがフリーズした場合でも自動的にリブート、復帰する機能も備えています。
統合型管理ソフトウェア「PixLQ™コマンダー」
TNET300には、LANもしくはWAN経由で端末、プレイリスト、配信コンテンツ、配信スケジュール及びユーザーの管理といった、必要とされるすべての機能を持ったWebサーバーベースのソフトウェア、「PixLQ™コマンダー」が用意されています。
端末(TNET本体)10台までのライセンスを含んでいる「PixLQ™ STD(スタンダード)コマンダー」は、小規模なサイネージシステムにおいては導入も容易でコストパフォーマンスの高いソリューションを提供します。
 
STDコマンダー構成例

[STDコマンダー構成例]

 
また、複数の拠点にまたがり管理する端末も多いケースでは、「PixLQ™コマンダー エンタープライズコマンダー」により2階層のサーバー構成による大規模なサイネージシステムも構築することができます。本部(本社・本店)に「PixLQ™コマンダー HQコマンダー」、各拠点に「PixLQ™コマンダー Edge(エッジ)コマンダー」を導入することで、個々の端末とのネットワークトラフィック量を大幅に削減できますので、既存のインフラを効率的に活用することができます。
 
エンタープライズコマンダー構成例

[エンタープライズコマンダー構成例]

 
「PixLQ™コマンダー」はカスタマイズ仕様の端末との組み合わせで欧米のスポーツスタジアムなどに導入・運用の実績があります。
 
<PixLQ™コマンダーの機能>
STD(スタンダード)コマンダー
  • 端末(TNET)10台分のライセンス
  • TNET用端末管理
  • プレイリストの作成と管理、制御
  • 再生スケジュールの作成と管理、制御
  • 端末のメンテナンス
  • ユーザーアカウント管理
エンタープライズコマンダー
  • HQコマンダー : センター(上位)サーバー用
    • 10台を超える端末用ライセンス(端末数による)
    • Edgeコマンダーの運用管理に関するI/F制御
    • ライセンスキーの運用管理と認証
  • Edge(エッジ)コマンダー : ローカル(下位)サーバー用
    • (STDコマンダーの機能に加え)HQコマンダーからのリモート制御や管理手段を提供
 
TNET300
高解像度版

[TNET300製品写真]

 
PixLQコマンダー

[PixLQ™コマンダー画面写真]

 

【今後の展開】
「TNETシリーズ」は、スタンドアロンから大規模システムまで対応できるデジタルサイネージシステム端末として、金融機関、商業施設、流通店舗、交通機関、教育機関、医療機関といった幅広いお客様に展開していきます。
また、本製品は端末の販売だけでなく、ソフトウェアのライセンス提供、ハードウェアのOEM、お客様の環境に合わせた独自仕様のハードウェアの設計開発なども当社で受託いたします。

 
※PixLQ™コマンダーは、米国Technovare Systems社の登録商標です。
※本文書で述べられた製品および社名はそれぞれの所有者の商標または登録商標です。